用賀駅から3分の歯医者です。スリーデンタルクリニック用賀では、虫歯治療・矯正・インプラント・お子様の治療など、患者様にとって最善の処置を目指します。お気軽にお越しください。

口腔内やその周囲の疾患を対象とする外科的な処置を行います。
顎関節症、親知らずの抜歯(完全埋伏等の難しいケースの抜歯も含む)等を行っています。

顎関節症(がくかんせつしょう)

顎の関節周りが何らかの原因で、カクカク音が鳴る、痛みがある、口が開かないなどの機能低下が起きることを言います。これ により肩こり・頭痛・難聴・めまい・食欲不振などの症状が出てくる場合もあり、生活に支障をきたす場合があります。

歯ぎしりや偏咀嚼などの悪習癖等の生活習慣病的な部分が大きいと言われていますが、顎位(顎の位置)のずれによってさら に症状を悪化させると言われています。

原因となる噛み合せの治療、夜間のマウスガードを入れることにより、改善または症状軽減につながるケースが多いです。是非顎 に何らかの症状がある場合は一度受診をおすすめ致します。


親知らずの抜歯

親知らずとは、大人の歯の中で一番奥に生えている歯のことです。生えてくる年齢も最も遅く、生えてくる時期も個人差があります。一般的に17~20歳頃に生えてくる前歯から数えて8番目の歯の事を言います。

永久歯の中で一番最後に生えてくるため、スペースがなくまた現代人は顎が小さい為に真横に傾いたり、骨の中に完全に埋まったままで生えてこない場合があります。このような親知らずは、腫れたり隣の歯まで虫歯になることが多く、トラブルの原因になりがちですので、抜歯をおすすめする場合があります。

また長期間そのままにしておくことで、歯並び悪化や顎関節症の大きな原因になります。抜歯は怖いと抵抗があると思いますが、是非一度ご相談ください。様々な方法をお伝えします。


生えてくるときの痛みについて

親知らずが生えてくる際、歯ぐきや神経を圧迫しながら生えてくる場合や、歯ぐきを突き破って生えてくる過程で痛みを感じることがあります。痛みの症状として、奥歯のむずがゆさや歯ぐきの圧迫感があります。

親知らずと歯並びの関係性について

親知らずが横向きや斜めに生えると、隣の歯を押して歯並びを悪くする場合があります。また、顎のサイズに対して歯のサイズが大きい場合、親知らずが生えるスペースが足りなくなり、他の歯を圧迫して歯並びを悪くすることもあります。

矯正の際の親知らず抜歯の意味(後戻り)

矯正後に親知らずが生えてくると周囲の歯を押しながら動くので、隣在歯が手前に倒れ、そのひずみがどんどん前歯にも伝わります。結果的に親知らずが原因で、特に下顎の前歯にがたつきが起こり、後戻りの大きな原因になります。将来的に矯正治療を検討をされていない方も、現在の歯並びを守るために親知らずの抜歯をおすすめするケースが多く見られます。

ただし、まっすぐに親知らずが生えていたり、不正な歯並びに大きく関与しない場合は、親知らずを抜く必要はありません。歯磨きが困難で虫歯や歯周病のリスクが高い場合や、他の歯に悪影響を与える可能性がある場合は抜歯を検討したほうが良いでしょう。個々の状況によって、抜歯の判断が異なります。

親知らずによる症状

①智歯周囲炎

親知らずの周りの歯ぐきが炎症を起こすことにより腫れや痛みを引き起こします。 特に親知らずが斜めに生えていたりする場合に発生しやすいです。

②虫歯

親知らずは一番奥にあり斜めに生えてくるケースが多いため、歯ブラシが届きづらく虫歯になりやすいです。親知らずが虫歯になっているケースと、親知らずが原因で隣在歯が虫歯になるケースが多いです。虫歯が深くなると痛みを引き起こします。

具体的な症状

  • 親知らずの歯ぐきの周りの腫れや痛み
  • 膿が出て嫌な匂いがある
  • 頭痛・肩こり

親知らずの炎症が強くなると口が開けづらい、頬や顎が全体的に痛い、腫れた等の症状が引き起こされる場合もあります。


親知らずの抜歯について

親知らずを抜歯すべき最適な時期

一般的に、年齢を重ねるにつれて骨が固くなり、回復までに時間を要します。等院では30歳になる前の抜歯をおすすめします。痛みや腫れがあると麻酔が効きづらいため、症状が何もないときの抜歯がおすすめです。

もちろん40~50代の抜歯もおこなっていますので一度ご相談下さい。


親知らずを抜歯する際の流れ

  1. 問診…痛みの程度や抜歯が必要な部位のこれまでの経緯、全身疾患等お話を聞きます。
  2. 検査 …必要なレントゲンを撮影し、歯茎の確認をしていきます。
  3. 説明 …親知らずの生え方や神経との位置関係を説明、注意事項を行います。

<抜歯当日>

  1. 表面麻酔・浸潤麻酔等…全身疾患がある場合、生体モニターを用いてコントロールしながら行います。

  2. 抜歯…計画通りに親知らずの抜歯を行います。難抜歯に関しては途中にレントゲンを撮影することもあります。

  3. 縫合…必要に応じて行います。

  4. 止血確認…5分ほどガーゼを噛んで頂き止血確認後帰宅して頂きます。

  5. 1~2日後に消毒…術後の出血や痛みの有無、傷口の状態を確認します。

  6. 7~10日後に抜糸…縫合をした場合は抜糸を行います。その他症状があればフォローしていきます。


 

親知らず抜歯Q&A

Q.通常どの程度腫れますか?

A.上顎の親知らずは下顎の親知らずに比べて腫れが少ないケースが多いです。

Q.腫れる期間はどのくらいですか?

A.一般的に腫れのピークは抜歯後2~3日です。1週間程度で落ち着く場合が多いです。

Q.危険な症状はありますか?

 A.以下のような症状の場合は御連絡下さい。

  •  抜歯後の急激な腫れ:抜歯後3~4日経っても腫れが引かず悪化する場合
  •  強い痛みや高熱とともに腫れがある場合
  •  口が全く開けられない場合
  •  腫れが喉の奥の方まで広がり、呼吸や飲み込みが困難な場合
  •  血がだらだら出続ける場合
Q.どうしても抜歯が怖いです。抜かないで治す方法はありますか?

A.歯茎の周りに急性炎症がある場合は、抗生剤や鎮痛剤を使い「痛いときや腫れたときだけ薬に頼る」方法で抜歯を回避出来る場合もあります。ただし歯ブラシが上手く当たらない環境であったり、歯並びに大きな影響が考えられる場合は抜歯をおすすめします。歯科心理カウンセラーの資格を取得予定ですので(2024.11)、怖い理由や精神面のお手伝いをさせて頂き快適に通院できるよう努めます。

Q.抜歯の際の注意点を教えて下さい。

 A.以下のことに注意して下さい。

  • 現在服用中の薬(特に抗凝固薬等の血が止まりにくい薬・骨粗鬆症・免疫抑制剤・糖尿病)や既往歴、アレルギーがある方はは必ず歯科医師に伝えてください。
  • 主治医に事前に内服薬中止の指示がない限り、いつも通り薬を飲んできましょう。自己判断で中止した場合、抜歯ができないこともあります。
  • 喫煙は抜歯後の治癒を遅らせる可能性があるため抜歯数日前から喫煙を控えましょう。
  • アルコール摂取も控えめにしてください。
  • 体調が優れない方は、無理をせずご相談下さい。
  • 各種ワクチン摂取後2週間は抜歯ができません。予定を確認して抜歯日を決めましょう。
Q.抜歯の所要時間はどのくらいですか?

 A.年齢や神経との位置関係により所要時間は前後するケースが多いです。

  • 上の親知らずで真っすぐ生えている場合は約5~10分程度。
  • 下の親知らずで半分埋まっているケースは約15分〜30分程度。
  • 下の親知らずで完全に骨の中に埋まっているケースは約30分〜60分程度。
Q.親知らずを抜くと小顔になりますか?

 A.美容目的の劇的な小顔効果はありません。

ただし、上下の親知らずで噛み合わせが強く、咬筋(噛む筋肉の中で一番大きい筋肉)が発達している方では、抜歯後に「くいしばり」がなくなることにより、筋肉量が減少し顔が少しスッキリする可能性はあるかもしれません。